Facebookのユーザー数は世界で29億人以上、日本では2,600万人以上と言われており、最も代表的なSNSの一つといえます。国際ロマンス詐欺は、Facebookからコンタクトすることを手口として使用しています。
国際ロマンス詐欺の手口としては、Facebookで架空の人物になりすまし、友達申請をしてコンタクトをとってきます。Facebookのユーザーは30代~40代が最も多いとされており、経済力や貯蓄などが10代のユーザーより豊富でもあるため、国際ロマンス詐欺にとっては狙いやすく効率が良く、手口として使われることが多いとも言えます。
Facebookは実名登録制でありプロフィールも書き込むこともできるため、架空の人物であることを隠しやすいとも言えます。友達申請を許可して信用させてしまえば、国際ロマンス詐欺師の思うつぼになってしまうのです。
Facebookで架空の人物は、投資家、医師、軍人、実業家、経営者、アナリストなど普段の生活の中で知り合わないような人で憧れを抱きやすい人物であることなどの特徴があります。
Facebookの写真などはインターネット上から入手していると思われますが、検索エンジンの画像検索を行って検索されないことも多くあります。
また、少し日本語を話せる外国人であることも特徴であるといえます。中国、香港、シンガポールのハーフという設定の手口もあります。海外に住んでいたり、日本に住んでいるという設定もあります。異性からの友達申請が多いという特徴もあります。
国際ロマンス詐欺師は、色々な方面からFacebookのユーザーと接点を持ち接触することを狙っているのです。Facebookの友達申請を承認したら、LINEでやり取りを進めてくるのも特徴であり手口であるといえます。
FacebookからLINEのやり取りに以降すると、信頼関係を築くためにたくさんの会話を行います。相手が普段の生活で満たされない心の溝が何であるかと探り、そこを満足させるような心地の良い会話を繰り返します。そして、朝から夜まで会話を繰り返し日常に溶け込ませて信頼関係を築いていきます。
Facebookで設定されているた架空の人物の設定は、細かくリアルな作り話しが用意されています。また、本当のその人物がいるかのような人間味のある会話を繰り返していきます。
信頼関係が構築された所で、投資などのお金の話が出てきます。信頼関係が構築されているため、怪しいと思うことがあっても信頼できる人だから大丈夫だと思わせてしまうことが国際ロマンス詐欺の手口として得意としている所です。
Facebookの実名登録制、そしてLINEのやり取りも信頼できるということが信用できると信じてしまうこととつながっているとも言えます。国際ロマンス詐欺の手口として、相手を信じ込ませるテクニックを多くもっていることです。親近感と抱かせたり、恋愛につなげたり、この人が国際ロマンス詐欺師のだと思わせないようにするエピソード、日常会話、写真などを研究し時間をかけているのです。
投稿者:CHARMSスタッフ 国際ロマンス被害者 A