NPO-CHARMS2026年1月~2月の活動ご報告
こんにちは、代表の新川です。
皆さん、お元気に過ごされていますか?
今年もあっという間に3月になりました。
詐欺被害のニュースは増えるばかりで、毎月の被害金額を見ていると、このお金はどこでどう使われているのだろうかと考えてぞっとします。
いつもご支援ありがとうございます。1月から2月の活動報告です。
警察庁のSNS型ロマンス詐欺の被害報告
※X(@NPA_KOHO)より抜粋
SNS型投資・ロマンス詐欺
令和7年12月の被害状況
認知件数:1,933件 (+1,031件)
被害額 :276.4億円(+148.9億円)
※()内は前年同月比
昨年より認知件数が2.1倍、被害額が2.2倍に増加
CHARMSでは新刊「SNS型ロマンス詐欺支援者サポートBOOK」が発売中!!
是非、私たちの活動にご注目いただき、引き続きご支援いただけましたら幸いです。
※スタッフの募集も行っています。連絡お待ちしています。
活動報告バックナンバーはこちらで確認できます。
https://npo-charms.org/katudouhoukoku/
CHARMS代表 新川てるえ
国際ロマンス詐欺カウンセリングの現場から
私達は被害者の心理ケアに力を入れて、心理カウンセラーによる支援を行っています。日々寄せられる相談から、現場のカウンセラーが感じることをお伝えします。
「家庭を整えることが、最大の支援になる」
国際ロマンス詐欺の被害に遭った方の多くは、決して「だまされやすい人」だったわけではありません。
ただ、その時期に「心の隙間(不満足)」を抱えていたために、巧妙な言葉と偽りの優しさにつけ込まれてしまったのです。
被害は「家族全体」の問題被害が明らかになったとき、苦しむのは本人だけではありません。支える家族もまた、大きな怒りや戸惑いに飲み込まれてしまいます。
しかし、本人が再び幸せを取り戻すために必要なのは、責める言葉ではなく「安心して戻れる家庭の空気」です。
なぜ、外の世界に居場所を求めたのか?
背景には、こうした理由が隠れているかもしれません。
・家庭内の人間関係がうまくいかず、孤独を感じていた
・居心地の悪い場所から何らかの助けを求めていた
・「家族をもっと豊かにしたい」と願い、金銭を増やそうとした
本来、人は身近な良好な人間関係の中でこそ、真の幸せを感じるものです。
カウンセラーとしての役割は直接の詐欺被害の話はもちろん受け止めますが、もっと根本にある問題に気が付いていただき、向き合うための継続カウンセリングを支援します。
会ったこともない「偽物」に心を奪われないためには、今の家庭環境を見つめ直し、より心地よい場所へと整えていくことこそが必要です。
その「安心の土台作り」をお手伝いするのが、私の役目です。
心理カウンセリングについて
高野さとみ
「SNSアカウント売買をやめさせて!!」内閣府に要望書を提出しました。
【警察庁担当者との意見交換について(ご報告)】
NPO-CHARMSでは、SNSアカウントの不正売買が、SNS型投資・ロマンス詐欺や闇バイト募集、違法薬物売買などの犯罪に悪用される温床となっている現状を重く受け止め、法制度による抑止の必要性を訴える署名活動を行っています。
2025年10月29日には、その一環として、法規制を求める要望書および署名を内閣官房へ提出しています。
メンバーのRoseさんが中心になって頑張っています。
署名・要望書について、提出先内閣官房から、どこへ回付されているかの確認を進めています。
内閣官房からは、総務省および警察庁へ回付されているとの説明を受けました。
現在は「所在確認の段階」です。
NPO-CHARMSとしては、今後も会員の皆さまとともに、被害の実態に向き合いながら、啓発や情報共有、関係機関との対話を継続していきたいと考えています。
オンライン署名サイト:

2026年1月~2月LINE無料相談
LINE2026年1月
相談件数15件、うち新規6件、再相談8件、継続相談1件(繰り返し被害を受けている方)
再相談内訳 挨拶・近況6 問い合わせ等2
(※以下は問い合わせや挨拶などの件数を含まない)
新規相談者の立場 本人5 家族2
相談者性別 男性2名、女性5名
被害者性別 男性2名、女性5名
相談者年代(再相談等含む) 30代1 40代2 50代3 70代1
被害者年代(再相談含まず) 20代1 30代1 40代1 50代2 70代2
相談を知ったのは ChatGPT2 新聞1 Note1 YouTube1
詐欺師と出会った媒体 Instagram1 Facebook2 X1 アプリ(不明)1
誘導先 LINE3 WhatsApp1
手口 SNS型投資3 前払金型ロマンス1 リアル1 DS1 チケット1
金銭被害あり 6
被害総額 8026万円 被害額中央値 361万円
警察届け出・相談をした 2 これから 2
弁護士・調査会社二次被害(リカバリー詐欺) 1
メッセージ通数 121
LINE2026年2月
相談件数10件、うち新規3件、再相談6件、継続相談1件(繰り返し被害を受けている方)
再相談内訳 挨拶・近況1 問い合わせ等5
(※以下は問い合わせや挨拶などの件数を含まない)
新規相談者の立場 本人3 家族1
相談者性別 男性3名、女性1名
被害者性別 男性2名、女性2名
相談者年代(再相談等含む) 30代1 40代1 70代1
被害者年代(再相談含まず) 30代1 40代1 70代1
相談を知ったのは ChatGPT1 Yahoo1
詐欺師と出会った媒体 Instagram1 X1
誘導先 LINE2
手口 SNS型投資3
金銭被害あり 3
被害総額 1220万円 被害額中央値 200万円
警察届け出・相談をした 1 届け出ていない 1 届け出意思なし 1
マネーミュール可能性 1
メッセージ通数 81
全体のまとめ
・無料相談を知った場所として、AIを使った検索(ChatGPT等)が最近は毎月1〜2件見られる。
・詐欺の手口としては、依然としてSNS型投資詐欺が目立つ。
・再相談の内訳として、1月に1件、2月に2件、グリーフケアへの問い合わせがあった。
・新規相談数は1月6件、2月3件と少ないが、そのほかに「何度も被害に遭っているリピート被害者(新たな案件)」の相談が各月1件ずつあった。
・挨拶や寄付の連絡等、被害相談から時間がたった後にも無料相談LINEにコンタクトを取ってこられる元被害者の方々がおられ、寄付や励ましの言葉に感謝します。
被害者のためのグリーフケアご報告
現在はビデオによる自主ワークと月1回のオンラインのグループワークを行っています。
とても効果的な心理ケアプログラムになっていますので、被害のあとに落ち込みから回復されていない方には是非、お奨めします。
※Lineオープンチャットに参加できない海外の参加者のためにFACEBOOKグループも新設しました。詳しくは申込時にお問い合わせください。
【1月の報告】
今回のグリーフワークでは、「2026年に取り組みたいこと・達成したい目標」をテーマに、お一人ずつ抱負を語っていただきました。
参加者の主な目標
皆さんの目標は「自己研鑽」「健康」「キャリア」など多岐にわたり、非常に活気ある共有となりました。
振り返り
参加者の皆さんが未来に向けて前向きな目標を語り合う、温かい時間となりました。健康、学び、文化活動、仕事の向上など、それぞれのフィールドで挑戦を応援し合う雰囲気が生まれ、2026年をより充実させたいという強い思いが感じられる会となりました。
【2月の報告】
前半は『Little Book of Choice Theory』をテキストに、対人関係を改善するワークを行いました。(選択理論心理学より)
1.人間関係を壊す「7つの致命的な習慣」
相手をコントロールしようとする以下の関わりが、関係悪化を招くことを共有しました。
内容: 批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、罰する、褒美で釣る
気づき: 「自分の望みと相手の望みは異なる」という前提に立ち、相手を変えようと
する執着を手放す大切さを学びました。
2.人間関係を築く「7つの習慣」への切り替え
相手の話に耳を傾ける、励ます、尊重するなど、信頼を深める具体的な関わり方を紹介しました。
3.振り返り・アクションプラン
参加者それぞれが以下の2点を考え、明日からの行動に繋げる時間としました。
手放したい習慣: 「ついやってしまっていた」ネガティブな関わり
取り入れたい習慣: 今日から意識して始めたいポジティブな関わり
【参加者の反応・エピソード】
「安心して話せた」「同じ経験を持つ人がいて心強かった」という声が多く、温かい場となりました。
ある参加者の共有:
詐欺被害に遭った際、友人から「なぜ引っかかったの?」と責められ、距離を置いてしまった経験がある。一方で、「大変だったね」と寄り添ってくれた人とは今も関係が続ている。
「この場では否定されず、安心して話ができるのが本当にありがたい」という言葉が印象的でした。
(CHARMSスタッフK)
noteの最近記事紹介
「社長(代表)から“LINEグループを作って”」は危険信号:BEC(CEO詐欺)の新手口と見分け方等、沢山の新しい記事が更新されています。
読んでみてください。

海外との連携★SCARS関連活動紹介
理事の武部が正式に米国のSCARSのBoard memberです。

海外の支援と連携して情報の共有に努めています。
CHARMSリサーチセンター開始
副代表武部が研究者として「論文解説ブログ」を公開しました
海外研究の知見を日本語で橋渡しし、予防・支援・啓発・政策の質向上へ
CHARMSは、SNS型投資詐欺・SNS型ロマンス詐欺を中心とするSNS型詐欺について、国内外の査読付き研究論文を中心に日本語で要約・解説する「CHARMSリサーチセンター」を公開しました。(一部カンファレンス論文などは査読なしのものもあり)
近年、SNSを介した詐欺は手口の高度化・国際化が進み、被害の深刻化が指摘されています。警察庁が公表した統計でも、SNS型投資詐欺・SNS型ロマンス詐欺は増加傾向が示されています。 こうした状況に対し、社会に流通する情報が体験談や注意喚起に偏りがちな中、厳正な査読を経た研究成果(エビデンス)を、研究者以外の実務家や当事者にも届く形で整理し直すことが求められています。
ブログの主な特徴
- 査読付き論文を中心に厳選:学術的妥当性を担保した研究を対象
- 中立性の確保:特定の利害に偏る内容は原則除外
- 学際的アプローチ:犯罪学・被害者学・サイバーセキュリティ・心理学等を横断
- データベース的に活用可能:検索・参照しやすい体裁で継続更新
- 多様な読者を想定:研究者、被害者・家族、一般市民、警察・行政、医療・カウンセリング職 など

メディア注意喚起活動
1月2月はなし
詐欺被害に関する勉強会の配信
NPO法人CHARMS ネット・リテラシー・カレッジ
※有料ですが私たちの活動費になりますので是非、見てください。
Youtube
様々なコンテンツで動画をUPしています。




