グリーフとは?
(grief)とは、直訳すれば「深い悲しみ」や「悲嘆」を意味する言葉です。
大切な人を失ったときに起こる身体上・精神上の変化を指します。大切な人やペットとの死別以外でも、離婚、引越し、職を失くしたときなど、私たちはグリーフを経験します。
2019年にアメリカ人を対象に行われた世論調査では、「過去3年間でグリーフを経験した」と答えた人が1084人中780人でした。そして、グリーフの原因は下記のような結果でした。
- 家族(子どもや配偶者を除く)や親しい友人を亡くした — 32%
- 大切な関係(友人、恋人など)を失った — 29%
- 家族が重い病気や慢性な疾患と診断された — 23%
- ペットの死—20%
- 自分が重い病気や慢性な疾患とと診断された — 15%
- 仕事やキャリアを失った — 11%
- 家や所有物を失った — 4%
- 配偶者やパートナーの死 — 3%
グリーフとは必ずしも「死」を意味しないので、詐欺被害によるグリーフについて一緒に考えてみましょう!
CHARMSが提案するグリーフケア
・月1回 6か月間の開催 1グループ10人程度
・Lineグループによる日々の励ましあいや分かち合い
・ZOOMのワークの開催日時に参加できない人はアーカイブで観てもらって、感想などをLineで投稿してもらう?というオンライン参加が可能。
・グループのファシリテーターを1名決めて進行役を担う。※全6回のワークのファシリテーターを行なった人にはCHARMS詐欺被害のグリーフケアファシリテーター認定を授与します。
・Lineグループもただおしゃべりする場ではなく、グループワークで学んだことを宿題として、投稿を意識して行う。
・6か月のグループワーク終了後は卒業生のためのグループlineに参加が可能です。ファシリテータの募集や今後の学びの情報などをお知らせしますので、被害者同士の交流はもちろんですがご自身のさらなる向上にお役立てください。(参加費は無料)
講義の内容
グループワークを始めるまえに講義(10分程度)をオンライン配信で聴きます。
1回目 グリーフとは?「詐欺による喪失が心と体に与える影響」
2回目 グリーフとトラウマの違い「私のグリーフとトラウマ体験」
3回目 詐欺被害で失くしたもの得たもの
4回目 グリーフからの克服「自己肯定力の回復」
5回目 グリーフからの克服「被害から立ち直るための心がけ」
6回目 振り返り「この経験と学びをこれからどう生かしていくか?」
ピアカウンセリング
グループワーク(ピアカウンセリング50分)
・講義のテーマに基づいておしゃべり会をします。
・いつも同じメンバーで行うので親近感があり安心で安全です。
・発言はしてもしなくてもいいです。話したくなったら話しましょう。
参加費と参加方法
参加資格 国際ロマンス詐欺 SNS投資詐欺の被害者(金銭被害あり)
被害のあと被害報告などの手続きが終わっている方(心のケアの段階)
月1回のグループワーク(ZOOM開催)にできるだけ参加可能な方
※毎月第一日曜日の20時から21時まで
Lineグループの投稿ができる方
参加費 1回1000円(60分のZOOMのワーク・全6回)、合計6000円
※参加できない回はアーカイブ視聴があります。
※「参加は難しそう」という方は、アーカイブで課題に取り組んでいただけるのでしたら参加していたけます。
参加希望者はお申し込みフォームにご記入ください。参加条件をクリアしていて、ルールに同意いただける方に折り返しこちらからご連絡を差し上げます。
開催の時期がありますので、少しお待ちいただくことご了承ください。
よくあるご質問
金銭被害は受けていないのですが、国際ロマンス詐欺に遭いました。とてもつらいです。
グリーフケアプログラムに参加できますか?
国際ロマンス詐欺やSNS型投資詐欺の被害に遭われた方が被害後にとてもつらい思いをされることは私共もよく理解しております。とはいえ、CHARMSはまだ小さな団体ですので、金銭被害を受けていない方々を対象としたグリーフケアプログラムを開催するリソースが十分にございません。現段階ではお断りせざるを得ない状況です。辛いことや、誰かに聞いてほしいことがあれば、LINE無料相談にお越しください。
夫が投資詐欺の被害に遭いました。子供の学費のこととか考えると本当に毎日が辛いです。グリーフケアプログラムに参加させてください。
最近ご家族が国際ロマンス詐欺やSNS型投資詐欺の被害に遭われた方のご相談をよくお受けします。とてもつらい思いをされることは私共もよく理解しております。とはいえ、CHARMSはまだ小さな団体ですので、被害者の方のご家族を対象としたグリーフケアプログラムを開催するリソースが十分にございません。現段階ではお断りせざるを得ない状況です。辛いことや、誰かに聞いてほしいことがあれば、LINE無料相談にお越しください。また、CHARMSの母体となっている特定非営利活動法人M-Stepはステップファミリー支援団体で、家族問題カウンセリングも取り扱っています。有料になりますが、カウンセリングのほうもご活用ください。
グリーフケアプログラムに参加したいのですが、顔出しはしたくありません。
月に1回、ZOOMでオンラインで開催するグリーフワークはディスカッションが中心となっており、顔出し・声出しでのご参加は必須です。もし、顔出しや声出しができないという方は、無理にグリーフケアプログラムにご参加いただく必要はございません。他の、ご自身が気持ちよく参加できる心理的サポートのプログラムをお探しください。
仕事が忙しくて月に一回のグリーフワークに参加するのが難しいです。
月に一回のグリーフワークへの参加が難しい場合でも、動画を視聴してワークをご自身で行っていただくことが可能です。