NPO-CHARMS2025年7月~8月の活動ご報告★
警察庁が毎月のSNS型ロマンス詐欺の被害報告をX(@NPA_KOHO)にて行うようになりました。
令和7年7月の被害状況
認知件数:1,341件 (+426件)
被害額 :152.3億円(+32.3億円)
※()内は前年同月比
昨年より認知件数が1.5倍、被害額が1.3倍に増加
毎月の被害件数と被害金額を見ていて深刻さを痛感します。
4月には新刊「SNS型ロマンス詐欺支援者サポートBOOK」が発売されました。
是非、私たちの活動にご注目いただき、引き続きご支援いただけましたら幸いです。
※ボランティアの募集も行っています連絡お待ちしています。
Charms代表 新川てるえ
大切なお知らせ
会費の更新月(7月)が過ぎています。。
7月から1年間の会員扱いとなっています。
会費の入金・引き続きのご支援をよろしくお願いします。
あおぞら銀行 BANKマリン支店(184)
普通 0707611
名義 シンカワテルエ
2025年7月~8月LINE無料相談
2025年7月
相談件数14件(うち、再相談5件)
以下、新規相談について集計。
相談者の立場 本人 6 家族 2
相談者の年代 20代 0 30代 2 40代 1 50代 2 60代 1 不明 2
被害者の年代 20代 0 30代 2 40代 1 50代 1 60代 1 不明 3
相談者の性別 男性 0 女性 8
被害者の性別 男性 2 女性 6
相談を知った場所
ネット検索 6
ブログ 1
被害者コミュニティ 1
詐欺師と出会った場所
Instagram 1
Facebook 1
LINE 1
マッチング 3
不明 2
誘導先 LINE 5
手口
投資 4
ドロップシッピング 2
投資勉強会 1
前払金型ロマンス 1
有名人なりすまし 1
金銭被害 あり 7 なし 1
被害総額(万円) 11,939万円(中央値1,650万円)
警察への届け出・相談 あり 3 これから 1 なし 2 相談済み 1 不明 1
非弁/調査会社二次被害 1件
チャット通数 130
本集計に含まない再相談の内訳
近況報告・問い合わせ 4
別案件再相談 1
この他、リアル詐欺の相談が2件あり。
2025年8月
8月 相談件数8件(うち、再相談2件)
以下、新規相談について集計。
相談者の立場 本人 4 家族 2
相談者の年代 20代 1 30代 0 40代 2 50代 0 60代 1 不明 2
被害者の年代 20代 0 30代 0 40代 2 50代 0 60代 2 不明 2
相談者の性別 男性 1 女性 5
被害者の性別 男性 1 女性 5
相談を知った場所
被害者コミュニティ 1
AI検索 1
不明 4
詐欺師と出会った場所
言語交換 2
不明 4
誘導先 LINE 4
手口
投資 2
ドロップシッピング 1
前払金型ロマンス 2
有名人なりすまし 1
金銭被害 あり 5 なし 1
被害総額(万円) 5,010万円(中央値600万円)
警察への届け出・相談 あり 2 これから 2 不明 2
非弁/調査会社二次被害 言及なし
チャット通数 77
本集計に含まない再相談の内訳
近況報告・問い合わせ 2
被害者のためのグリーフケアご報告
現在はビデオによる自主ワークと月1回のオンラインのグループワークを行っています。
皆さん、しっかりと効果が出ています。
卒業生の声
ロマンス詐欺にあったばかりの私は自己肯定感が低く、なんでお金を振り込んでしまったかとクヨクヨ悔やんで自分の殻に閉じこもっていました。又、詐欺師の言葉を心の支えにしていたために落ち込んでいました。
しかしグリーフケアのワークで理論を学んだり、毎日今日良かった事について探しているうちに、思考が変わって来ました。
過去は変えられない。変えられるのは未来と行動という事が分かって、思考が前向きになってきました。又、自分の良いところを探す宿題もやっている内に自己肯定感も少しずつですが高くなってきました。その事で半年前にはクヨクヨしていた事が、済んでしまった事はしょうがないと前向きに考えられるようになりました。詐欺師の言葉を心の支えにしていたのですが、それも自分の行動や楽しみを作る事で自分の行動が心の支え
に変わってきました。
noteの最近記事紹介
「送金先が企業名義口座=安全は誤解です!」
「会社名義の口座だから安心」と思い込んでいませんか?実は近年、投資詐欺やビジネスメール詐欺などで法人口座が悪用される事例が増えています。請求書の差し替えや、取引先を装った偽メールで送金を誘導されるケースも多く、「企業名義=安全」は大きな誤解です。本記事では、なぜ法人口座が狙われるのか、代表的な手口、そして送金前にできる確認のポイント(二経路確認・少額送金など)を解説。被害に遭わないために「名義ではなくプロセスで安全を確認する」視点をぜひ身につけてください。

SCARS関連活動紹介
私たちCHARMSは、米国の被害者支援団体SCARSと提携し、同団体のオンラインマガジン「Scams Now」やSCARSの他のサイトで発信される最新情報を日本語で解説しています。
8月には「詐欺被害が繰り返される理由とは?心理メカニズムと抜け出す5ステップ」を紹介しました。一度被害に遭うと、その喪失感や「取り戻したい」という思いにつけ込まれ、返金や関係修復を装う“リカバリー詐欺”へと再び巻き込まれることがあります。本記事では、その心理的な仕組みと、再被害を防ぐための具体的な対策を解説。自分を責めず、仕組みを理解することが第一歩であると強調しています。
詐欺被害が繰り返される理由とは?心理メカニズムと抜け出す5ステップ

元記事
You have been Scammed Multiple Times. Now What Do You Do?

新メンバー参加による問題提起
現在、SNSには多くの詐欺アカウントが存在します。
以前に比べて詐欺だと見分けがつきにくいアカウントが多数あります。
実はそんなアカウントは売買によって詐欺に利用されているものだということを皆さんご存じですか?
CHARMSでもこの問題を国際ロマンス詐欺やSNS投資型詐欺が増えている1因になっていると捉え、新メンバーとともに問題提起していくことになりました。
「新メンバーの rose です」
これまでサイバー防犯ボランティアとしてWebやSNSを巡回し、違法・有害な投稿を通報する活動を続けてきました。
その中で痛感したのは、通報で凍結されてもすぐに代わりのアカウントが現れる現実です。調べていくうちに、「売買されたSNSアカウント」がさまざまな犯罪の入り口になっているという事実にたどり着きました。
犯罪者はSNSアカウントを“仮面”のように次々と買い換えています。
なぜ買うのか?1台の携帯電話で作れるアカウントには限りがあり、かつ発信者の身元が特定されるリスクがあるからです。
さらに「OLD垢」や「手押し垢」と呼ばれる、凍結やシャドウBANされにくいアカウントも売買されています。国内で開設されたものにとどまらず、海外で作られた後に日本で売られるものや、乗っ取りによって奪われたものも多数出回っています。
こうしたアカウントは詐欺だけでなく、闇バイト募集や違法薬物の販売、なりすましにまで悪用され、被害を広げています。にもかかわらず、プラットフォームによる凍結以上の対応はなく、日本にはアカウント売買を禁じる法律も存在しません。
私はこの構造を変えるため、法規制を求めるオンライン署名活動を個人で始め、すでに2万4千名を超える方々に賛同いただきましたが、まだまだ社会的な注目はなく、十分と
は言えません。

メディア注意喚起活動
9月11日ABEMAニュースに代表の新川がコメンテーターとして出演
急増するSNS型ロマンス詐欺について
詐欺被害に関する勉強会の配信
NPO法人CHARMS ネット・リテラシー・カレッジ
※有料ですが私たちの活動費になりますので是非、見てください。
Youtube NOTE 更新
様々なコンテンツで動画をUPしています。
NOTEにも沢山のコンテンツが更新されています。

海外との連携
当NPOの理事・武部理花が、米国の詐欺対策団体「SCARS(Society of Citizens Against Relationship Scams)」の理事(Board Member)となっています。
SCARSでは、詐欺被害に遭われた方やそのご家族に向けた有益な情報を、日々発信しています。その一環として運営されているオンラインマガジン「Scams Now」では、最新の詐欺手口や予防策、回復に向けたヒントなどが紹介されています。
記事は英語で書かれていますが、ページ右上の言語メニューから「日本語」を選択すると自動翻訳された日本語でご覧いただけます。翻訳に多少の不自然さはあるものの、内容は十分に理解できるレベルですので、ぜひ多くの日本の皆さまにもご活用いただければと思います。
▼Scams Now(オンラインマガジン)
