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被害者学

失ったのはお金だけではない――投資詐欺の被害者15人の語りが示す「被害後の長い時間」

投資詐欺の被害は金銭だけで終わりません。フィリピンで行われた質的研究(Gano, 2026)は、被害者15名の語りから、加害者の段階的なグルーミング手口と、経済・感情・精神保健・社会関係・家族に及ぶ五層の影響、そして回復を支えた四つの要素を明らかにしました。被害者非難を避け、支援と政策の視点から詳しく解説します。
被害者学

デジタルメンタルヘルスの専門家が投資詐欺被害当事者として問題提起─被害から1〜2年続くPTSDと、支援が届かない空白期間

ネット詐欺の被害はお金だけでは終わりません。オーストラリア・グリフィス大学Balcombe先生の論文(2025)は、投資詐欺の被害者25名の事例から、PTSDが損失額に関わらず1〜2年続くこと、支援につながる人が少数にとどまることを明らかにしました。SNS型投資詐欺の心理的影響と支援の課題を、研究の限界も含めて丁寧に解説します。
被害者学

救われるために繋がるのか、繋がることで救われるのか~相互支援がもたらすもの

国際ロマンス詐欺の被害者が、オンラインフォーラムを通じてどのようにお互いを支援し、深い心の傷から回復していくのかを解説した2025年の最新論文を紹介します。被害者の孤立解消やサバイバーによる注意喚起など、草の根の相互支援の力に迫ります。