SNS型投資詐欺、SNS型ロマンス詐欺、オンライン詐欺、サイバー犯罪、被害者支援に関する国内外の学術論文を、一般の方にも理解しやすい形で紹介しています。心理学、犯罪学、被害者学、情報セキュリティなどの研究知見をもとに、詐欺がどのように行われるのか、なぜ被害が生じるのか、被害者はどのような影響を受けるのか、社会や支援者はどう対応すべきかを読み解きます。
被害者学 デジタルメンタルヘルスの専門家が投資詐欺被害当事者として問題提起─被害から1〜2年続くPTSDと、支援が届かない空白期間
ネット詐欺の被害はお金だけでは終わりません。オーストラリア・グリフィス大学Balcombe先生の論文(2025)は、投資詐欺の被害者25名の事例から、PTSDが損失額に関わらず1〜2年続くこと、支援につながる人が少数にとどまることを明らかにしました。SNS型投資詐欺の心理的影響と支援の課題を、研究の限界も含めて丁寧に解説します。
被害者学 詐欺被害者の心はどう傷つくのか——経済的損失を超えた精神的後遺症を解明した最新システマティックレビュー
詐欺被害者はうつ・不安・恥・自己非難などの深刻な精神的後遺症を抱えている——21件の実証研究を統合した最新システマティックレビューが明らかにした、経済的損失を超えた「見えない傷」の実態と支援のあり方を解説します。
心理学 「私たち」意識が被害者非難を強める理由―自己観と公正世界信念の心理学研究
メタディスクリプション なぜ人は罪のない被害者を非難してしまうのか。自己観(個人か集団か)が被害者非難に与える影響を実証したvan Prooijen & van den Bos(2009)の心理学研究を、わかりやすく解説します。
被害者学 なぜ人はオンライン詐欺に騙されるのか——被害者と専門家への聞き取りから見えた7つの手口
オンライン詐欺の被害者63名への聞き取り調査から見えた7つの手口とは。ポーツマス大学Button博士らの研究論文をもとに、なぜ人が詐欺に騙されてしまうのかを、被害者非難ではなく寄り添う視点でわかりやすく解説します。
被害者学 暗号資産に詳しくても不安は減らない?大学生433人調査でわかった詐欺への恐怖と金融リテラシーの意外な関係
暗号資産に詳しいほど詐欺への不安は減るのか?米国の大学生433人を対象にした最新研究から、金融リテラシーと暗号資産リテラシーが詐欺への恐怖に与える意外な影響を、専門家がわかりやすく解説します。
犯罪学 詐欺は「境界」で起きる ― リミナリティ理論から読み解く、犯罪者に狙われる「誰のものでもない空間」
詐欺はなぜ「境界」で起きるのか。元詐欺師と研究者が共同執筆した英国の最新研究「リミナリティ理論」から、請求書詐欺・ロマンス詐欺の手口と、企業・個人が今すぐできる防止策を解説します。
IT・情報社会 「詐欺ではありません」はなぜ検索結果に出るのか——投資詐欺集団によるサイト内検索スパムの正体
投資詐欺グループが公式サイトの検索窓を悪用して「詐欺ではありません」と検索結果に表示させる新手口を、USENIX Security 2024の論文「ISAP」の研究内容から分かりやすく解説します。
犯罪学 資金は朝のうちに消えた ―法廷記録が暴く、恋愛詐欺とビジネスメール詐欺の交差点―
米LSEのSuleman Lazarus先生による論文を解説。実際の裁判記録から、ロマンス詐欺とビジネスメール詐欺(BEC)がいかに一体化し、資金洗浄がどう行われていたかを分かりやすく紹介します。
犯罪学 サイバー犯罪学校はいかにして生まれたのか?西アフリカ「ハッスル・キングダム」の歴史と社会構造を読み解く
西アフリカで急増するサイバー犯罪の訓練学校「ハッスル・キングダム」の歴史的背景と社会構造を解説。最新の犯罪学論文をもとに、若者が詐欺に走る経済的・教育的要因や組織の心理的支配について、専門家や一般社会人向けにわかりやすくお伝えします。
被害者学 仮想通貨詐欺はなぜ防げない?被害者の心理メカニズム
暗号資産(仮想通貨)の投資詐欺被害者はなぜ騙されてしまうのか?最新の犯罪心理学論文をもとに、被害者の心理的メカニズムと予防策をわかりやすく解説。自己責任論を脱却し、正しい知識と事例から詐欺を防ぐ方法を学びます。